2008年9月20日 (土)

2008.8 北京五輪 女子高飛込

順位 選手名 演技番号 演技番号 難易率 演技点 得点
11 中川真依 後ろ踏切前宙返り2回半・蝦型 405B 2.8 8.50 71.40
後宙返り2回半・蝦型 205B 2.9 5.67 49.30
前宙返り3回半・蝦型 107B 3.0 4.17 37.50
前逆宙返り2回半・蝦型 305B 2.9 7.67 66.70
後宙返り2回半・1回半捻り・蝦型 5253B 3.4 7.00 71.40
合  計 15.0 6.60 296.30

順位 選手名 国・地域 難易率
合計
平均
演技点
得点 1演技
平均
1 CHEN Ruolin China 16.1 9.27 447.70 89.54
2 HEYMANS Emilie Canada 16.5 8.83 437.05 87.41
3 WANG Xin China 16.1 8.90 429.90 85.98
4 ESPINOSA Paola Mexico 16.3 7.79 380.95 76.19
5 ORTIZ Tatiana Mexico 16.1 7.11 343.60 68.72
6 WU Melissa Australia 16.1 7.00 338.15 67.63
7 MARLEAU Marie-Eve Canada 16.1 6.88 332.10 66.42
8 COUCH Tonia Great Britain 15.1 7.26 328.70 65.74
9 WILKINSON Laura United States 16.6 6.26 311.80 62.36
10 POWELL Stacie Great Britain 16.0 6.32 303.50 60.70
11 中川 真依 日本 15.0 6.58 296.30 59.26
12 EGGERS Elina Sweden 14.5 6.57 285.85 57.17


2008olym_wpf01


2008olym_wpf_line



ga
2008olym_wpf_scat4

順位 選手名 国・
地域
演技番号 難易率 演技点 得点 合計点
1 CHEN Ruolin China 107B 3.0 9.50 85.50 447.70
407C 3.2 8.83 84.80
6243D 3.2 9.17 88.00
207C 3.3 9.00 89.10
5253B 3.4 9.83 100.30
2 HEYMANS Emilie Canada 5253B 3.4 8.17 83.30 437.05
626C 3.2 9.00 86.40
207C 3.3 8.50 84.15
307C 3.4 9.33 95.20
407C 3.2 9.17 88.00
3 WANG Xin China 107B 3.0 8.83 79.50 429.90
407C 3.2 8.83 84.80
6243D 3.2 9.00 86.40
207C 3.3 9.00 89.10
5253B 3.4 8.83 90.10
4 ESPINOSA Paola Mexico 107B 3.0 8.00 72.00 380.95
207C 3.3 8.50 84.15
307C 3.4 6.67 68.00
407C 3.2 7.83 75.20
5253B 3.4 8.00 81.60
5 ORTIZ Tatiana Mexico 107B 3.0 7.00 63.00 343.60
626C 3.2 4.17 40.00
207C 3.3 7.33 72.60
407C 3.2 9.00 86.40
5253B 3.4 8.00 81.60
6 WU Melissa Australia 107B 3.0 8.83 79.50 338.15
6243D 3.2 7.83 75.20
407C 3.2 7.50 72.00
207C 3.3 2.50 24.75
5253B 3.4 8.50 86.70
7 MARLEAU Marie-Eve Canada 107B 3.0 8.50 76.50 332.10
207C 3.3 4.00 39.60
5253B 3.4 8.00 81.60
407C 3.2 7.00 67.20
6243D 3.2 7.00 67.20
8 COUCH Tonia Great Britain 405B 2.8 8.00 67.20 328.70
107B 3.0 7.17 64.50
5253B 3.4 7.17 73.10
6243D 3.2 7.00 67.20
305C 2.7 7.00 56.70
9 WILKINSON Laura United States 107B 3.0 8.00 72.00 311.80
207B 3.6 4.00 43.20
307C 3.4 4.50 45.90
407C 3.2 6.67 64.00
5253B 3.4 8.50 86.70
10 POWELL Stacie Great Britain 6142D 3.1 7.50 69.75 303.50
207C 3.3 6.50 64.35
407C 3.2 4.83 46.40
107B 3.0 5.17 46.50
5253B 3.4 7.50 76.50
11 中川 真依 日本 405B 2.8 8.50 71.40 296.30
205B 2.9 5.67 49.30
107B 3.0 4.17 37.50
305B 2.9 7.67 66.70
5253B 3.4 7.00 71.40
12 EGGERS Elina Sweden 405B 2.8 7.50 63.00 285.85
5152B 2.9 8.33 72.50
205B 2.9 3.83 33.35
6243D 3.2 6.00 57.60
305C 2.7 7.33 59.40

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2008年9月 1日 (月)

2008.8 北京五輪 男子飛板飛込

オリンピック 出場4度目、悲願のメダル獲得を目指す寺内健選手の戦いを、振り返ります。
公式動画サイト

1.寺内健選手 成績詳細

順位 選手名 演技名 演技番号 難易率 演技点 得点
11 寺内 健 後ろ踏切前宙返り2回半・蝦型 405B 3.0 8.50 76.50
前宙返り2回半・2回捻り・蝦型 5154B 3.4 8.33 85.00
後ろ宙返り2回半・蝦型 205B 3.0 8.50 76.50
前逆宙返り3回半・抱え型 307C 3.5 4.67 49.00
前宙返り3回半・蝦型 107B 3.1 7.50 69.75
前逆宙返り2回半・1回半捻り・蝦型 5353B 3.5 8.17 85.75
合  計 19.5 @7.56 442.5

まず、最初に気が付くのは、演技の順番がいつもと違っていることです。
2000年のシドニー五輪以来、寺内健選手の演技順序は、
・205B → 305B → 405B → 5154B → 107B → 5353B
で決まっていたのですが、勝負の大技307Cを取り入れられたため、「その技で効果的に点をもらうため」、北京入りしてから、演技順を変更されたそうです。
これだけでも、この大会に懸ける寺内選手の強い思いが伝わってくる気がします。

前半の3本については、寺内選手としては十分な上出来だったと思います。
(本当は、他の決勝進出選手と比べて難易率でやや劣勢の寺内選手としては、各演技ともあと0.5~1.0ほど上乗せしたかったところではあります。ですが、上記の「公式動画サイト」をご覧いただくと分かりますが、十分に攻めた、会心の演技だったと思います。)

そして勝負の4本目、307C(前逆宙返り3回半・抱え型)。
先端はやや余したものの、それをものともしないハードルからの降り姿勢・飛び出し動作の決然としたさまは、この演技を決めるんだ!という寺内選手の決意が伝わってきて胸を打ちます。
通常このような大技は、オリンピックでいきなりやるのでなく、前回の五輪終了後4年かけて、世界選手権を含む大小の大会で使い続けて、技術的にも精神的にも十分磨きをかけて持ってくるものです。残念ながら、寺内選手はケガや連戦による蓄積疲労等で、その準備が思うように出来ませんでした。(今年に入って公式戦で使われたのは、唯一、4月の日本選手権の決勝だけでした。)
ですから、オリンピック決勝での一発勝負は、本当にしっかりとした演技が出来るのか、外野の私たちだけでなく、ご本人・馬淵崇英コーチにとっても不安が一杯だったと思います。
だからこそ、その不安をものともせず、ハードルでやや先端が余っても微塵の動揺も見せることもなく、決然として演技を続けられたことに感動したのです。
実際私は、飛び出されて前逆の回転が始まった瞬間、成功を確信致しました。
回転を終えて入水に向かう動作・姿勢も決然としたものでした。
結果は残念ながらショート(回転不足)でしたが、ずっと寺内選手の応援を続けてきた者として、納得の出来る結末でした。

5本目の107Bは、大の得意技で9点以上の演技点が期待されたんですが、やはり少し動揺が残っていたんでしょうか? やや不本意な演技だったようです。

最後の5353Bは、気を取り直されたんでしょう、会心の演技でこの4年間の戦いを締めくくってくれました。

2.試合結果(総括表)

順位 選手名 国・地域 難易率
合計
平均
演技点
得点 1演技
平均
1 HE Chong China 20.2 9.45 572.90 95.48
2 DESPATIE Alexandre Canada 19.9 8.99 536.65 89.44
3 QIN Kai China 19.9 8.88 530.10 88.35
4 SAUTIN Dmitry Russian Fed. 19.0 8.99 512.65 85.44
5 ROZENBERG Pavlo Germany 20.0 8.09 485.60 80.93
6 DUMAIS Troy United States 19.9 7.91 472.50 78.75
7 CASTILLO Yahel Mexico 20.0 7.70 462.10 77.02
8 HAUSDING Patrick Germany 19.5 7.90 462.05 77.01
9 NEWBERY Robert Australia 20.0 7.68 461.05 76.84
10 URAN Juan Guillermo Colombia 19.5 7.77 454.50 75.75
11 寺内 健 日本 19.5 7.56 442.50 73.75
12 COLWILL Chris United States 20.4 6.96 425.90 70.98
それでは、寺内健選手の挑戦に対して、他の選手たちはどうだったか、見ていきましょう。

いやぁ、金メダルのHe Chong選手は凄過ぎです。
・6本飛んだ演技の平均の演技点が9.45!(10点満点で、です)
・1演技平均得点が95点超!
これでは誰にも太刀打ち出来ません。

それから、興味深いのは難易率です。
・もっとも難易率の低いサオーチン選手がメダルに僅差の4位
・もっとも難易率の高いCollwill選手が最下位
という事実です。
難易率は重要ですが、それだけでは勝負は決まらない、ということが分かります。

しかしまぁ、そうは言っても、持ち技の難易率が低いと、その分演技の出来ばえで補わないといけないプレッシャーを抱えて演技をすることになります。
従来の305B(難易率3.0)を307C(同3.5)に上げられて、難易率合計を19.0から19.5に上げられた寺内選手は、十分他の選手と戦えるだけの難易率を手に入れられたと言えると思います。

この総括表の「平均演技点」の欄を見ると、寺内選手の数字はやはり11位です。難易率が足りなかったのでなく、当日の演技の出来ばえの方で、他の選手に差を付けられてしまいました。
(大技307Cの失敗を除く5演技の平均値は8.20なのですが、それでも上位4人の平均値とは引き離されてしまっています。)

尚、下図は総括表を何とか直感的に把握できないかと工夫してみた新作のグラフです。

2008olym_mbf01

3.得点推移
2008olym_mbf_line2
やはり、He Chong選手は最初からぶっちぎりでした。6演技中1本も失敗がありません。2位争いも息詰まる展開だったようですが、演技順がQIN選手の次のデパティエ選手が、プレッシャーを掛けられても掛けられても、それを跳ね返す会心の演技を続けられて銀メダルを獲得されています。
4位の
サオーチン選手は、前半やや出遅れられましたが、後半の3演技でばりばり盛り返し、メダルにこそ届かなかったものの、5位以下に大差をつける堂々の結果を残されました。
寺内選手は、やはり4本目の失敗が大きく、残念ながら、この時点でメダルへの挑戦が終わってしまったことが分かります。(順位は上げられなかったものの、最後の演技でも持ち直しは立派だと思います。)

4.演技別得点分布
2008olym_mbf_scat

上位4選手には80点未満の演技が一つもありません。90点台の演技も沢山あります。
5位以下の選手には70点未満の失敗演技が少なくとも1つはあることも分かります。
我等の寺内選手ですが、307Cの失敗を除いてもメダルは苦しかった気がします。
難易率合計が最も低いサオーチン選手は、今年34才。お腹が少し出てきて往年の体型を維持しきれなくなってきていました。ですが、彼の凄さは、難易率3.0程度の「安い」技でことごとく9点以上の演技点を叩き出されたことです。改めて一つ一つの演技のレベルの高さに脱帽です。

5.成績詳細

順位 選手名 国・
地域
演技番号 難易率 演技点 得点 合計点
1 HE Chong China 107B 3.1 9.83 91.45 572.9
205B 3.0 9.50 85.50
307C 3.5 9.50 99.75
5154B 3.4 9.67 98.60
407C 3.4 9.50 96.90
5156B 3.8 8.83 100.70
2 DESPATIE Alexandre Canada 205B 3.0 9.17 82.50 536.65
107B 3.1 9.33 86.80
307C 3.5 8.50 89.25
5353B 3.5 9.00 94.50
407C 3.4 8.50 86.70
5154B 3.4 9.50 96.90
3 QIN Kai China 107B 3.1 8.67 80.60 530.1
205B 3.0 9.50 85.50
5154B 3.4 8.50 86.70
307C 3.5 8.33 87.50
407C 3.4 9.00 91.80
5353B 3.5 9.33 98.00
4 SAUTIN Dmitry Russian Fed. 405B 3.0 9.00 81.00 512.65
107B 3.1 9.33 86.80
5154B 3.4 8.00 81.60
205B 3.0 9.00 81.00
305B 3.0 9.17 82.50
5353B 3.5 9.50 99.75
5 ROZENBERG Pavlo Germany 5253B 3.5 8.00 84.00 485.6
407C 3.4 8.00 81.60
205B 3.0 8.17 73.50
307C 3.5 8.33 87.50
5353B 3.5 8.50 89.25
107B 3.1 7.50 69.75
6 DUMAIS Troy United States 205B 3.0 8.17 73.50 472.5
107B 3.1 9.00 83.70
5154B 3.4 9.00 91.80
407C 3.4 7.50 76.50
307C 3.5 5.50 57.75
5353B 3.5 8.50 89.25
7 CASTILLO Yahel Mexico 405B 3.0 8.50 76.50 462.1
107B 3.1 8.17 75.95
205B 3.0 6.83 61.50
307C 3.5 7.33 77.00
5353B 3.5 8.50 89.25
5355B 3.9 7.00 81.90
8 HAUSDING Patrick Germany 107B 3.1 8.67 80.60 462.05
5353B 3.5 6.50 68.25
205B 3.0 8.50 76.50
307C 3.5 7.67 80.50
405B 3.0 8.67 78.00
5154B 3.4 7.67 78.20
9 NEWBERY Robert Australia 107B 3.1 8.50 79.05 461.05
205B 3.0 7.50 67.50
407C 3.4 7.50 76.50
307C 3.5 7.00 73.50
5253B 3.5 8.33 87.50
5353B 3.5 7.33 77.00
10 URAN Juan Guillermo Colombia 205B 3.0 8.17 73.50 454.5
107B 3.1 8.33 77.50
307C 3.5 6.83 71.75
405B 3.0 8.50 76.50
5353B 3.5 7.50 78.75
407C 3.4 7.50 76.50
11 寺内 健 日本 405B 3.0 8.50 76.50 442.5
5154B 3.4 8.33 85.00
205B 3.0 8.50 76.50
307C 3.5 4.67 49.00
107B 3.1 7.50 69.75
5353B 3.5 8.17 85.75
12 COLWILL Chris United States 205B 3.0 8.00 72.00 425.9
107B 3.1 8.00 74.40
5353B 3.5 6.00 63.00
407C 3.4 6.83 69.70
307C 3.5 7.67 80.50
5355B 3.9 5.67 66.30

最後に、禁断の"ればたら"やってみます。
(不愉快な内容になってしまったかもしれないので、読まれない方がいいかもしれません。乞う御容赦)
307Cが見事決まって平均演技点が9.0だとすると、得点は94.50点。5本目の107Bも本来の出来だったとして83.70点(平均演技点9.0)。残りの演技の得点はそのままだとすると、合計得点は501.95点! 念願の500点越えです。
おそらくこの得点が、寺内選手が現時点で望み得たベストの得点のような気がします。ですが、それでもメダルに届きません。男子の試合の場合、上位選手がそう何人も失敗しないことは2004年のアテネ五輪の時でも実証済でした。上位4人の内2人が大失敗してくれた可能性は限りなく低かったでしょう。(陸上の100m×4リレーでは、そんな奇跡が実際に起こりましたが・・・)
寺内選手が最高のチャレンジをされたこと、悔いのない演技をされたことは私も同感です。称賛の念で一杯です。ですが、メダル獲得について言えば、勝負の307Cがズバリ決まっていたとしても、まだ30点の差があったことは事実として受け止めねばならないと思います。

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2008年3月13日 (木)

2008.2 ワールドカップ 男子飛板飛込

1.試合結果(総括表)


選手名 国・
地域
難易率
合計
平均
演技点
得点 1演技
平均
1 HE Chong CHN 20.2 8.75 530.30 88.38
2 QIN Kai CHN 19.9 8.63 515.30 85.88
3 CASTILLO Yahel MEX 20.0 8.58 515.00 85.83
4 DUMAIS Troy USA 19.9 8.39 500.85 83.48
5 DESPATIE Alexandre CAN 19.9 8.31 496.10 82.68
6 ROZENBERG Pavlo GER 19.5 8.22 481.05 80.18
7 KVASHA Illya UKR 19.9 8.05 480.55 80.09
8 COLWILL Christopher USA 19.9 7.77 463.85 77.31
9 寺内 健 日本 19.0 8.05 458.70 76.45
10 WELS Andreas GER 19.3 7.86 454.95 75.83
11 BETANCOURT Jorge CUB 19.0 7.94 452.50 75.42
12 URAN SALAZAR JuanGuillermo COL 19.0 7.84 446.70 74.45

2.得点推移
200802wc_m3bf_lc01

3.演技別得点分布
200802wc_m3bf_sd01

.詳細結果(上位10選手)


選手名 国・
地域
演技番号 難易率 演技点 得点 合計点
1 HE Chong CHN 107B 3.1 9.67 89.90 530.30
205B 3.0 8.33 75.00
307C 3.5 9.00 94.50
5154B 3.4 9.00 91.80
407C 3.4 7.50 76.50
5156B 3.8 9.00 102.60
2 QIN Kai CHN 107B 3.1 9.33 86.80 515.30
205B 3.0 8.33 75.00
5154B 3.4 8.50 86.70
307C 3.5 7.50 78.75
407C 3.4 9.00 91.80
5353B 3.5 9.17 96.25
3 CASTILLO Yahel MEX 405B 3.0 8.50 76.50 515.00
107B 3.1 9.00 83.70
205B 3.0 7.50 67.50
307C 3.5 8.83 92.75
5353B 3.5 8.50 89.25
5355B 3.9 9.00 105.30
4 DUMAIS Troy USA 205B 3.0 8.00 72.00 500.85
107B 3.1 9.00 83.70
5154B 3.4 9.00 91.80
407C 3.4 7.17 73.10
307C 3.5 8.50 89.25
5353B 3.5 8.67 91.00
5 DESPATIE Alexandre CAN 205B 3.0 8.50 76.50 496.10
107B 3.1 8.17 75.95
307C 3.5 9.33 98.00
5353B 3.5 8.50 89.25
407C 3.4 6.67 68.00
5154B 3.4 8.67 88.40
6 ROZENBERG Pavlo GER 5253B 3.5 8.50 89.25 481.05
407C 3.4 7.33 74.80
205B 3.0 8.67 78.00
305B 3.0 9.00 81.00
5353B 3.5 7.67 80.50
107B 3.1 8.33 77.50
7 KVASHA Illya UKR 107B 3.1 8.00 74.40 480.55
205B 3.0 8.50 76.50
407C 3.4 7.33 74.80
5154B 3.4 8.00 81.60
5353B 3.5 8.00 84.00
307C 3.5 8.50 89.25
8 COLWILL Christopher USA 205B 3.0 8.00 72.00 463.85
107B 3.1 8.00 74.40
5154B 3.4 7.83 79.90
407C 3.4 7.33 74.80
5353B 3.5 7.17 75.25
307C 3.5 8.33 87.50
9 寺内 健 日本 205B 3.0 8.50 76.50 458.70
305B 3.0 7.50 67.50
405B 3.0 8.83 79.50
5154B 3.4 8.33 85.00
107B 3.1 9.00 83.70
5353B 3.5 6.33 66.50
10 WELS Andreas GER 107B 3.1 8.67 80.60 454.95
5154B 3.4 7.67 78.20
205B 3.0 8.00 72.00
307C 3.5 6.33 66.50
405B 3.0 8.17 73.50
5337D 3.3 8.50 84.15



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2008年3月 2日 (日)

2008.2 ワールドカップ 女子高飛込

見事決勝進出・6位入賞を達成され、8月の北京五輪出場を当確にされた中川真依選手の活躍振りを
分析してみましょう。
尚、前日に行われた予選(出場47名中上位18名が準決勝進出)では、浅田梨紗選手が331.00点の9位、
中川選手が330.45点の僅差で10位となり、共に堂々の準決勝進出を果たされました。
この日の日中に行われた準決勝では、中川選手は322.40点で11位と決勝進出を決められましたが、浅田
選手は305.65点で16位に終わられ、残念ながら決勝進出はかないませんでした。
(12位のISHIMATSU選手が312.60点でしたので、順位差以上に惜しかったです。)

1.試合結果(総括表)


選手名 国・
地域
難易率
合計
平均
演技点
得点 1演技
平均
1 CHEN Ruo Lin CHN 16.1 9.30 449.35 89.87
2 WANG xin CHN 16.1 8.39 405.00 81.00
3 ESPINOSA Paola MEX 16.3 8.11 396.35 79.27
4 HEYMANS Emilie CAN 16.5 7.77 384.50 76.90
5 WIGGINS Loudy AUS 16.1 7.61 367.35 73.47
6 中川 真依 日本 15.0 7.62 342.80 68.56
6 ORTIZ Tatiana MEX 16.1 7.10 342.80 68.56
8 ISHIMATSU Haley USA 16.3 6.57 321.15 64.23
9 POWELL Stacie GBR 16.0 6.66 319.75 63.95
10 PROKOPCHU Kluliia UKR 15.3 6.89 316.35 63.27
11 WU Melissa AUS 16.1 6.43 310.70 62.14
12 WILKINSON Laura USA 16.2 6.30 306.00 61.20

※優勝のCHEN選手は何と平均演技点が殆ど90点という、物凄い得点です。2位のWANG選手も平均演技点
  80点超とハイレベルです。
  これら錚々たるメンバの中で、堂々の6位に入られている中川選手は大したものです。
  ただ、平均演技点は7.62点とまずまずなものの、難易率の合計が15.0点と決勝進出の12名の中では圧倒
  的に低く、少々演技点が良くてもなかなか追いつかない状況です。
  実際、5位のWIGGINS選手とは25点差、4位のHEYMANS選手とは42点差と、かなりの差があります。
(とはいえ、そんな上を見る前に、実力を発揮され6位を獲得されたことを、まずは喜ぶべきですよね)

2.得点推移
200802wpf_lc3
次に得点推移ですが、作図上の基準点(その点を取ったらグラフは横ばい)を何と60点に設定しても、
この右肩上がり、さすが世界大会の決勝です。
この中に伍して、中川選手もほぼ一貫して右肩上がり、特に最後の演技で6位のORTIZ選手に追い
つかれています。
また、8位以下の選手は得点差があまりなく、また大きな失敗演技(右肩下がり)があるようです。やは
り、安定性も重要です。



3.演技別得点分布
200802wpf_sc
続いては、演技別の得点分布ですが、やはり優勝のCHEN選手は凄いですね。中川選手の最高点が、CHEN
手の最低点に及びません。
このグラフで見て分かることは、中川選手としては、まずは失敗演技を無くすこと、出来れば全演技を70点以上とい
きたいところですが、少なくとも60点未満が2演技もあるのでは、やはりこれ以上の上位進出は難しい、ということ
でしょう。但し、この60点未満の3群(305B)と4群(405B)は本来は得意技のはずですので、ご本人としても不本意
な部分があったろうと思います。



.詳細結果(上位8選手)


選手名 国・
地域
演技番号 難易率 演技点 得点 合計点
1 CHEN Ruo Lin CHN 107B 3.0 9.33 84.00 449.35
407C 3.2 9.83 94.40
6243D 3.2 8.83 84.80
207C 3.3 8.50 84.15
5253B 3.4 10.00 102.00
2 WANG xin CHN 107B 3.0 9.33 84.00 405.00
407C 3.2 8.83 84.80
6243D 3.2 7.83 75.20
207C 3.3 7.33 72.60
5253B 3.4 8.67 88.40
3 ESPINOSA Paola MEX 107B 3.0 7.67 69.00 396.35
207C 3.3 7.50 74.25
307C 3.4 8.50 86.70
407C 3.2 8.83 84.80
5253B 3.4 8.00 81.60
4 HEYMANS Emilie CAN 5253B 3.4 7.83 79.90 384.50
626C 3.2 7.67 73.60
207C 3.3 7.67 75.90
307C 3.4 7.83 79.90
407C 3.2 7.83 75.20
5 WIGGINS Loudy AUS 107B 3.0 7.83 70.50 367.35
407C 3.2 8.00 76.80
6243D 3.2 6.50 62.40
207C 3.3 7.17 70.95
5253B 3.4 8.50 86.70
6 中川 真依 日本 405B 2.8 7.00 58.80 342.80
205B 2.9 8.67 75.40
107B 3.0 7.67 69.00
305B 2.9 6.67 58.00
5253B 3.4 8.00 81.60
6 ORTIZ Tatiana MEX 107B 3.0 7.50 67.50 342.80
626C 3.2 7.00 67.20
207C 3.3 7.00 69.30
407C 3.2 6.67 64.00
5253B 3.4 7.33 74.80
8 ISHIMATSU Haley USA 6142D 3.1 6.83 63.55 321.15
107B 3.0 6.17 55.50
407C 3.2 7.50 72.00
207B 3.6 4.33 46.80
5253B 3.4 8.17 83.30

最後は、得点の詳細です。
改めて優勝のCHEN選手の凄さには脱帽!という感じです。
中川選手の演技構成は、やはり難易率2点台が3つもあり、8位以内では、2点台の演技は他には
1本もありません。
もちろん、入賞に必要なのは難易率だけではないことは、中川選手自らが証明されている通りです。
最後に、ワールドカップの公式ページに公開された中川選手のインタビューで、以下のように語られています。
「もう一度ここで飛びたいです。そうしたら演技を一つ変える予定です。というのは、現在207C(後ろ宙返
り3回半・抱え型。難易率3.3)を練習中なんです。
ワールドカップには間に合いませんでしたが、オリンピックに行けたら使おうと思います。今の低い難易
率では、いい演技が出来ても他の選手に勝てませんから。」

そうです、私ごときが指摘するまでもなく、中川選手自らが手を打ち始めていらっしゃるんです。
これからの中川選手の戦いから目が離せません。頑張れ、中川選手!!

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2008年2月19日 (火)

北京ワールドカップをインターネットTVで応援しよう!!

北京ワールドカップの試合の一部がインターネットTVで視聴可能のようです。
よかったらトライしてみて下さい。

・視聴用ソフト : TVUplayer   
説明サイト  ダウンロードサイト
・チャンネル : CCTV5-sports
・番組表 :

月日 日本時間 種目
2/19(火) 19:50-21:40  男子 シンクロ3m・決勝
2/20(水) 13:50-14:45  男子 シンクロ3m・決勝
23:05-24:00  女子 高飛込・決勝
2/21(木) 13:50-14:45  女子 高飛込・決勝
23:05-1:00  男子 飛板飛込・決勝  女子 シンクロ10m・決勝
2/22(金) 13:50-14:45  男子 飛板飛込・決勝
14:45-15:40  女子シンクロ10m・決勝
23:05-24:00  男子シンクロ10m・決勝
2/23(土) 19:50-21:25  女子 飛板飛込・決勝

※お断り
・私は昨日からトライしておりますが、ソフトのダウンロード、解凍、インストール、起動の一連の作業は特に問題もなく、簡単に出来ました。
・放送品質は安定しなくて、数分置きにプッツンしてしまいます。チャネル選択ボタンを押せば再接続するのですが、肝心な瞬間を見落としてしまうリスクを非常に感じます。
・解像度は低く、画質もはっきり言ってイマイチです。
(その時々のネットワーク負荷によるみたいですが、女子高飛込・決勝は大画面モード[640×480くらい]で十分鑑賞に耐える、非常にいい
状態でした。^o^)
・番組表の信頼度は保証の限りではありません。時刻や内容が違っていても、私のせいだけではありません。元情報自体が少々怪しげなんです。^^;)

 でも、見れるだけでも圧倒的にシアワセだと思います。


日本選手の決勝進出を祈って、ぜひみんなで応援しましょう!!

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2008年2月11日 (月)

2008 ワールドカップ・スケジュール

8月からの北京五輪のリハーサル大会を兼ねて、2月19日(火)より開催されるFINAワールドカップのスケジュールです。
寺内健選手以外は五輪の最終予選ということになりますが、準決勝進出(18位以内)を達成すれば「ほぼ当確」、と考えられます。
※日水連は選考対象を決勝進出者(12位以内)としているそうです。(2/19追記)
尚、動画は、ひょっとしたら公式HP"
Good Luck Beijing "で見れるかもしれません。

NO. 月日 日本時刻 性別 種目 区分 日本選手 現地時刻
1 2/19(火) 11:00~ 男子 シンクロ3m 予選   10:00~
2 15:00~ 女子 高飛込 予選 中川真依、浅田梨紗 14:00~
3 19:00~ 男子 シンクロ3m 決勝   18:00~
4 2/20(水) 11:00~ 女子 高飛込 準決勝 中川真依、浅田梨紗 10:00~
5 15:00~ 男子 飛板(3m) 予選 寺内健、岡本優 14:00~
6 20:00~ 女子 高飛込 決勝 中川真依、浅田梨紗 19:00~
7 2/21(木) 11:00~ 男子 飛板(3m) 準決勝 寺内健、岡本優 10:00~
8 15:00~ 女子 シンクロ10m 予選 山下美沙子・中川真依組 14:00~
9 20:00~ 男子 飛板(3m) 決勝 寺内健、岡本優 19:00~
10

21:45~

女子 シンクロ10m 決勝 山下美沙子・中川真依組

20:45~

11 2/22(金) 11:00~ 男子 シンクロ10m 予選   10:00~
12 15:00~ 女子 飛板(3m) 予選   14:00~
13 20:00~ 男子 シンクロ10m 決勝   19:00~
14 2/23(土) 11:00~ 女子 飛板(3m) 準決勝   10:00~
15 15:00~ 男子 高飛込 予選 村上和基 14:00~
16 20:00~ 女子 飛板(3m) 決勝   19:00~
17 2/24(日) 11:00~ 男子 高飛込 準決勝 村上和基 10:00~
18 15:00~ 女子 シンクロ3m 予選   14:00~
19 20:00~ 男子 高飛込 決勝 村上和基 19:00~
20

21:45~

女子 シンクロ3m 決勝  

20:45~

ご覧頂いた通り、個人種目は、1日目の午後に予選、2日目の午前に準決勝、夜に決勝という具合に、結構離れています。この間のコンディショニングや集中力の維持、あるいは失敗を引きずらない、といった精神面も重要になってくるような気がします。(多分、北京五輪も同じようなスケジュールになることが想定されます。)
各選手の頑張りに期待しましょう!

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2007年6月 4日 (月)

2007 USオープン 女子高飛込

2007年度FINAグランプリ大会の第3戦目。アメリカはフロリダ州フォートローダーデールで開催された、
通称「USオープン」で中川真依さんが4位入賞を果たされました。

USA DivingのHPで、本試合のビデオ映像が視聴出来ます。
 特に中川選手の表情がアップで映されるシーンも多く、非常に
 見応えがあります。必見!!です、

1.決勝結果


選手名 難易率
合計
平均
演技点
得点 1演技
平均
1  Xin, Wan 中国 16.10 8.46 408.65 81.73
2  Ruolin, Che 中国 16.10 8.34 402.95 80.59
3  Heymans, Emili カナダ 16.50 6.96 344.35 68.87
4  中川 真依 日本 15.00 7.10 319.40 63.88
5  Filion, Roselin カナダ 15.70 6.68 314.45 62.89
6  Cardinell, Cassandra アメリカ 16.10 6.12 295.65 59.13
中川真依選手が、たった6人しか出場できない決勝進出を果たされただけでなく、
 何と4位入賞!!
・難易率では他選手に若干見劣りするものの、中国選手を除けば唯一の平均演技点
 7点台の確実な演技で4位を獲得されました。
・4月の室内選抜時の356点と比べれば40点近く低い得点ですが、アウトドアのプール
 で結構強風が吹いていたことを勘案すると、十分な健闘だったと思います。



2.得点推移
Uso_wp1
・中国の2選手がデッドヒートを繰り広げながら他選手を引き離していく
 さまが明白です。2人とも14才と非常に若く、来年の北京五輪でも最有力
 メダル候補として登場されることでしょう。
・第一人者の一人ヘイマンズ選手が3本目で大きなミスをされたようで、金メ
 ダル争いから脱落されてしまいましたが、その後の2演技で地力を出され
 堂々の銅メダルを獲得されました。
・一時は最下位に沈んだ中川真依選手ですが、最後の演技でフィリオン選手
 を一気に抜かれました。


3.演技別得点分布
Uso_wp2
中川真依選手は、60点未満の演技が2つもあり、苦しい戦いを我慢
 強く戦い抜かれたさまが分かる気がします。


4.得点詳細(上位4選手)


選手 所属 演技 難易率 平均
演技点
得点 累計
1 Xin, Wan 中国 107B 3.0 9.00 81.00 81.00
407C 3.2 9.00 86.40 167.40
6243D 3.2 7.33 70.40 237.80
207C 3.3 8.50 84.15 321.95
5253B 3.4 8.50 86.70 408.65
2 Ruolin, Che 中国 107B 3.0 8.00 72.00 72.00
407C 3.2 8.83 84.80 156.80
6243D 3.2 8.00 76.80 233.60
207C 3.3 7.83 77.55 311.15
5253B 3.4 9.00 91.80 402.95
3 Heymans, Emili カナダ 5253B 3.4 7.00 71.40 71.40
626C 3.2 7.83 75.20 146.60
207C 3.3 4.83 47.85 194.45
307C 3.4 7.17 73.10 267.55
407C 3.2 8.00 76.80 344.35
4 中川 真依 日本 405B 2.8 8.17 68.60 68.60
205B 2.9 6.50 56.55 125.15
107B 3.0 5.83 52.50 177.65
305B 2.9 7.50 65.25 242.90
5253B 3.4 7.50 76.50 319.40
・すべての演技をエビ型で揃えられている中川選手ですが、将来的には抱え型も取り入
 れて難易率アップを目指す必要があるかもしれません。

5.成績総覧


選手名 決勝得点 準決.A 準決.B 予選 (参考)
世界水泳
順位
得点
得点
得点
1 Wang Xin 中国 408.65 364.60 1 357.05 2 1
2 Chen Ruolin 中国 402.95 383.20 1 375.15 1 2
3 Emilie Heymans カナダ 344.35 372.35 2 276.80 10 5
4 中川 真依 日本 319.40 314.05 3 274.60 11 18
5 Roseline Filion カナダ 314.45 331.65 3 290.55 8 12
6 Cassandra Cardinell アメリカ 295.65 323.30 2 313.40 4
7 Paola Espinosa メキシコ 314.60 4 317.40 3 7
8 Melissa Wu オーストラリア 283.10 4 295.90 7 11
9 Laura Wilkinson アメリカ 282.40 5 313.20 5 4
10 Valentina Marrochi イタリア 269.30 5 280.00 9 10
11 Tonia Couch イギリス 264.85 6 264.35 12 25
12 宮嵜 多紀理 日本 263.40 6 262.70 13
13 Haley Ishimatsu アメリカ 306.45 6
14 Juliana Veloso ブラジル 255.35 14
15 Noemi Batki イタリア 255.30 15
16 Heather Bounds アメリカ 253.65 16
17 Labeau Audrey フランス 246.90 17 16
18 Nicole Ng オーストラリア 227.05 18
19 Ginni Van Katwijk オランダ 224.05 19
20 Stacie Powell イギリス 95.80 20 28

・右端に、今年3月に開催されたメルボルン世界水泳時の順位を記載しました。
 これを見ても「USオープン」は世界中から有力選手が集まって来ていることが分かり
 ます。
・それだけに中川真依選手の4位の値打ちがいかに高いものであるかが分かります。
 ご本人的にも相当自信をつけられたんではないかと思います。
・特に、予選→準決勝→決勝と確実に得点をアップしていかれたことも、従来の国際大
 会での殻を破る快挙だったと思います。
 本大会を機会に、一層の飛躍を願ってやみません。
・予選13位だった宮嵜多紀理選手は、準決勝進出は「1ヶ国2名まで」のルールのお蔭
 で繰り上げ出場となりましたが、ちょっと不本意な結末となってしまいました。
 次の大会での活躍に期待したいところです。

 

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2007年5月 4日 (金)

2007 室内選抜 男子・高飛込 決勝

男子高飛び込みです。
この試合の見どころはズバリ、村上和基選手が優勝出来るか!?
だったと思います。
というのは、村上選手は、実力的には昨春時点で既にトップに立たれていながら、
昨年は室内選抜、日本選手権と連続で優勝を逃されていたからです。
(ともに予選では圧倒的にリードしながら、決勝では大きなミスをされてのことでした)

出場選手一覧

0704mp_f01_sakuraikaoru_1 0704mp_f02_satouyoshihide_1  0704mp_f03_ouchiyoshiyuki_1 0704mp_f04_koyamagou_1
桜井薫
栃木DC
佐藤由彬
富士常葉大学
大内嘉之
筑波大学
小山剛
日本大学
0704mp_f05_miyamotokoutaro_1 0704mp_f06_okamotoyuu_1 0704mp_f07_kawaguchitakeshi_1 0704mp_f08_murakamikazuki_1
宮本幸太郎
米子養護教員
岡本優
栃木DC
川口剛
奈良県体協
村上和基
群馬DC

まずは成績一覧です。

順位 選手名 1本目 得点 1演技
平均
難易率
合計
平均
演技点
1 村上 和基 群馬DC 459.40 76.57 19.7 7.77
2 宮本 幸太郎 米子養護教員 406.00 67.67 18.6 7.28
3 岡本 優 栃木DC 362.30 60.38 18.8 6.42
4 大内 嘉之 筑波大学 332.30 55.38 18.0 6.15
5 川口 剛 奈良県体協 327.55 54.59 18.4 5.93
6 櫻井 薫 栃木DC 318.85 53.14 17.9 5.94
7 佐藤 由彬 富士常葉大学 315.60 52.60 17.4 6.05
8 小山 剛 日本大学 314.50 52.42 17.9 5.86


優勝は、期待の村上和基選手でした。
1演技あたりの平均得点が70点どころか75点超。合計難易率も20点目前と、
圧倒的な強さを見せてくれています。

2位は宮本幸太郎選手でしたが、400点超とこちらも会心の出来でした。
昨年は室内・日本選手権を連覇されたんですが、優勝得点は各371点、393点
でしたので、今回はそれらを上回る素晴らしい出来ばえでした。

3位の岡本優選手は、飛板飛込では定評があるものの、「高」の方は棄権がち
で、今回遂に初の表彰台となりました。平均得点も60点を超えられており、
次に繋がる、健闘だったと思います。

0704mp01
次に得点推移ですが、村上選手がノーミスのぶっちぎり状態だったことが分かり
ます。こんなグラフは「板」の寺内健選手以外では見たことがありません。凄い
ことだと思います。
2位の宮本選手もミス無く着実に加点されています。
3位の岡本選手は3本目の演技の失敗で一度は最下位まで沈まれながら、残り3
本で一気に挽回されています。

0704mp02
演技別の得点分布ですが、今回は70点を超えるいい演技が沢山見れて、非常に
応援のしがいのあった競技だったことが分かります。
特に優勝の村上選手は1本を除いて全て70点超、しかもその内2本は80点台です
から本当に文句無しです。
2位の宮本選手も、最低点でも60点近くを確保されており、70点台2本を含めて
非常に充実度の高い演技だったことが分かります。
3位の岡本選手ですが、グラフに表示できないほどの大失敗(30点)もありました
が、一方で80点台後半のスーパー演技も決められており、今後の期待度が非常に
高いと思います。
(4位の大内選手以下は、まずは70点を超える演技を目指してほしい気もします。)


選手

演技 難易率 平均
演技点
得点 累計
1 村上 和基 107B 3.0 8.17 73.50 73.50
407C 3.2 7.33 70.40 143.90
207B 3.6 7.00 75.60 219.50
5253B 3.4 8.17 83.30 302.80
6142D 3.1 7.33 68.20 371.00
307C 3.4 8.67 88.40 459.40
2 宮本 幸太郎 405B 2.8 8.00 67.20 67.20
107B 3.0 6.50 58.50 125.70
305B 2.9 8.50 73.95 199.65
207C 3.3 6.17 61.05 260.70
626C 3.2 7.17 68.80 329.50
5253B 3.4 7.50 76.50 406.00
3 岡本 優 205C 3.0 6.17 55.50 55.50
305C 3.0 6.50 58.50 114.00
107B 3.0 3.33 30.00 144.00
6243D 3.2 6.83 65.60 209.60
407C 3.2 9.00 86.40 296.00
5253B 3.4 6.50 66.30 362.30

表彰式
0704mp_podium
(左から、岡本優選手、村上和基選手、宮本幸太郎選手)

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2007年4月29日 (日)

2007 室内選抜 女子・高飛込 決勝

注目の女子高飛込の決勝ですが、実は今回は"勝負"という意味では
あまり面白味のない試合となりました。
というのは、肺炎で世界水泳を辞退された浅田梨紗選手が、「復調が
思わしくない」とのことで本大会も欠場されたため、世界水泳で
予選5位の実績を残された中川真依選手の独り舞台となってしまったか
らです。
(とはいっても、見所は沢山ありました)

出場選手一覧

0704wp_f01_moriyuuki 0704wp_f02_tanakakimiko 0704wp_f03_yamashitaranna 0704wp_f04_yamashitamisako
森裕希
浦和一女子高
田中紀美子
群馬DC
山下藍奈
セントラル
山下美沙子
北国銀行
0704wp_f05_ishiimegumi 0704wp_f06_ootsukiemi 0704wp_f07_miyazakitakiri 0704wp_f08_nakagawamai
石井めぐみ
埼玉日産
大槻枝美
セントラル
宮嵜多紀理
富士常葉大DC
中川真依
金沢学院大学

それでは、まず成績一覧を見てみましょう。

1.成績一覧


選手名 所属 得点 1演技
平均
難易率
合計
平均
演技点
1 中川 真依 金沢学院大学 356.15 71.23 15.0 7.91
2 宮嵜 多紀理 富士常大DC 313.60 62.72 15.0 6.97
3 石井 めぐみ 埼玉日産 296.60 59.32 15.0 6.59
4 山下 美沙子 北國銀行 273.30 54.66 15.8 5.77
5 田中 紀美子 群馬DC 256.05 51.21 13.8 6.18
6 山下 藍奈 セントラル 242.00 48.40 13.4 6.02
7 大槻 枝美 セントラル 239.85 47.97 15.3 5.23
8 森 裕希 浦和一女子高 198.40 39.68 14.1 4.69

中川選手が予選での好調をそのまま持ち越されて、何と平均得点70点超
という近来まれに見る高得点で優勝されています。演技点の平均も
7.91と8点に肉薄されていて、高いレベルで安定感が増していることが
分かります。
準優勝は、昨年の覇者・宮嵜多紀理選手。実は昨年の優勝得点が298点
と300点に満たなかったんですが、今回はそれを大きく上回る313点を
マークされています。中川選手の演技が良すぎたため連覇こそならなかっ
たものの、宮嵜選手の充実ぶりも非常に印象に残りました。

3位はベテランの石井めぐみ選手。ここ1~2年はいい演技と失敗演技との
落差が激しく、不本意な結果に終わることがあったんですが、今回は失敗
を最小限に止められて、久々の表彰台に立たれました。

4位の山下美沙子選手は、中川選手とペアを組んで世界水泳にも行かれた、
国内ではダントツの高難易率を誇られる名選手なんですが、今回はやや
不本意な結果に終わられました。素人目には、ちょっと疲れが抜けきってい
ないようにも見えました。残念です。

5位田中紀美子、6位山下藍奈(らんな)、8位森裕希の3選手は中高生で、
今回はファイナリストに躍進されました。
3名ともバネや捻りの軸取りや入水の切れ等々に非凡なものが窺え、近い将来
さらに上位を脅かす存在への成長が予感されます。私も応援していて、非常に
楽しみに思いました。

2.得点推移グラフ
2007shitsunaiwp01

次に得点推移ですが、中川選手の独走振りが明白です。
また、熾烈な2位争いを続けられていた宮嵜石井両選手でしたが、最後
の1演技(共に5253B)で明暗が分かれたことが分かります。
山下選手は、2、3本目の得点が伸びず、4、5本目の演技で挽回を図ら
れたものの、及びませんでした。

3.演技別得点分布
2007shitsunaiwp02

演技別得点分布です。
中川さんの最低点が実に65点と、つまり失敗演技が一つも無かったんですね。
改めて凄い!と思います。
宮嵜選手は、70点超の演技を2本出されるなど、かなり充実した出来だったと
思うんですが、305Bのショートが痛かったです。
石井選手も、手堅い演技を続けられていたんですが、得意技の305Bでまさか
の失敗が出てしまったのが痛かったです。
山下選手は、他選手には無い勝負技2本の内、1本で失敗(407C)、もう1
本(207C)はまずまずいい出来だったものの、大きく差を詰めるほどの点は
出ず、苦しい試合を戦い抜かれました。

4.演技詳細(上位4選手)


選手 演技 難易率 平均
演技点
得点 累計
1 中川 真依 405B 2.80 8.33 70.00 70.00
205B 2.90 8.00 69.60 139.60
107B 3.00 8.50 76.50 216.10
305B 2.90 7.50 65.25 281.35
5253B 3.40 7.33 74.80 356.15
2 宮嵜 多紀理 405B 2.80 7.67 64.40 64.40
205B 2.90 7.00 60.90 125.30
107B 3.00 7.83 70.50 195.80
305B 2.90 5.33 46.40 242.20
5253B 3.40 7.00 71.40 313.60
3 石井 めぐみ 405B 2.80 7.00 58.80 58.80
107B 3.00 7.17 64.50 123.30
205B 2.90 8.00 69.60 192.90
305B 2.90 5.67 49.30 242.20
5253B 3.40 5.33 54.40 296.60
4 山下 美沙子 107B 3.00 6.50 58.50 58.50
305B 2.90 5.83 50.75 109.25
407C 3.20 3.67 35.20 144.45
207C 3.30 6.83 67.65 212.10
5253B 3.40 6.00 61.20 273.30

最後に上位4選手の得点詳細です。
上位3選手の演技構成は全く同じ(演技順は微妙に違いますが)で、難易率の
合計が15.0です。先の世界水泳の決勝進出者12名中7名が16.1以上で、最高
が16.8(ウィルキンソン選手)、平均が15.9だったことを思うと、中期的には難易
率を上げていくことが、世界で戦うための課題の一つと思います。
但し、今回の中川選手の356点は、世界水泳・決勝でも5位に入れる高得点です。
やはり、演技の正確性やダイナミックさ等、実施の重要性も忘れてはなりません。

表彰式
0704wp_podium

(左から、石井めぐみ選手、中川真依選手、宮嵜多紀理選手)

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2007年4月25日 (水)

2007 室内選抜 男子3m飛板飛込 決勝

メルボルン世界水泳で堂々の4位となられた寺内健選手の凱旋試合として、
非常に期待度の高い試合でした。

それでは、まず成績一覧です。

1.成績一覧


 選手名  所属 得点 1演技
平均
難易率
合計
平均
演技点
1  寺内 健  JSS宝塚 492.85 82.14 19.5 8.42
2  岡本 優  栃木DC 367.55 61.26 19.0 6.45
3  村上 和基  群馬DC 365.35 60.89 18.6 6.55
4  宮本 幸太郎  米子養護教員 353.85 58.98 18.0 6.55
5  坂井 丞  神奈川DC 347.40 57.90 17.0 6.81
6  江川 克彦  日本体育大学 318.45 53.08 18.0 5.90
7  上野 太助  日本体育大学 284.15 47.36 17.5 5.41
8  岩田 直樹  富士常葉大学 265.35 44.23 17.5 5.05

寺内健選手が、1演技平均82点強で圧勝されています。難易率(DD)合計も
3群を305B(DD:3.0)→307C(DD:3.5)に上げられたことも有り、一段高いもの
となっています。
2、3位には共に高校生の岡本優村上和基の両選手が入られました。
もともと3m板では躍進中の岡本選手が期待通りの活躍。また、昨年「高」で
ブレイクされた村上選手が、今回は「板」でも結果を出されました。
さらに特筆すべきは、5位に中学生(昨年のJO2冠王)の坂井丞選手が
シニアデビューして、いきなり上位に食い込まれました(305C動画)
ベテランの宮本幸太郎選手も気を吐いて4位を確保。
一方で、大学勢の演技が今一つだったかもしれません。特にインカレ2冠の
江川選手には期待が集まったんですが、この日はハードルが前に流れ気味で
調子の波に乗り切れなかったようです。
尚、上位常連の大ベテラン・坂田芳寛選手はケガで欠場されたそうです。
(決して引退されたわけではないそうです)


2.得点推移グラフ
Shitsunaim3b01

続いて、得点推移グラフですが、寺内健選手の独走振りが明白です。
また、大幅に出遅れた村上選手が本数を重ねる毎に順位を上げられ、
最終演技で岡本選手の失敗(助走のやりなおし:演技点を2点減点)もあって
肉薄されたものの、僅差(2.2点)で追いつけませんでした。


3.演技別得点分布
Shitsunaim3b02

次は、演技別得点分布ですが、やはり寺内健選手の別格振りが明らかです。
なにしろ、寺内選手の最低点を超える演技が、残りの7選手の演技中1本も
ありません。
2~4位の3選手は、ともに40点そこそこの失敗演技が1本づつあり、
失敗の度合いで順位が決まったようにも見えます。
ただ、3選手合わせて、70点台の演技が1本しかない点はちょっと寂しい
気もします。
5位の坂井選手は、むしろ一番安定した得点を上げられていて、これから
難易率が上がっていけば、さらに上位を窺えると考えられます。


4.演技詳細(上位4選手)
順位 選手 所属 演技 難易率 平均
演技点
得点
1 寺内 健 JSS宝塚 205B 3.0 8.50 76.50
307C 3.5 7.67 80.50
405B 3.0 8.50 76.50
5154B 3.4 7.50 76.50
107B 3.1 9.50 88.35
5353B 3.5 9.00 94.50
2 岡本 優 栃木DC 405B 3.0 7.33 66.00
305B 3.0 6.50 58.50
107B 3.1 7.83 72.85
205B 3.0 6.50 58.50
5154B 3.4 6.83 69.70
5353B 3.5 4.00 42.00
3 村上 和基 群馬DC 205B 3.0 4.50 40.50
107B 3.1 7.00 65.10
5152B 3.0 7.50 67.50
405B 3.0 7.33 66.00
305B 3.0 6.83 61.50
5353B 3.5 6.17 64.75
4 宮本 幸太郎 米子養護教員 205B 3.0 7.33 66.00
305B 3.0 4.50 40.50
405B 3.0 7.67 69.00
107B 3.1 6.67 62.00
5152B 3.0 6.00 54.00
5335D 2.9 7.17 62.35


最後は上位選手の演技詳細です。
寺内健選手は、2本目の307Cで平均演技点7.67で得点80.50。世界
水泳時は確実性優先で305B(平均演技点9.00で得点81.00)を使われ
たんですが、やはり80点台後半~90点以上を目指すのであれば、より
難易率の高い技への挑戦の重要性を感じ取れます。

岡本選手は、6本目の演技を昨年までの5235D(DD:2.8)から5353B(DD:3.5)
へと難易率を大幅に上げられ、国内最高クラスの難易率合計を実現されま
した。
同様に村上選手も5253C(3.3)を5353B(DD:3.5)へとレベルアップされました。
これは難易率の差自体は僅かかもしれませんが、やはり2群よりも助走で
高さを付けられる前踏み切り系の技に転換したということかもしれません。

表彰式
0704m3b_podium
(左から村上和基選手、寺内健選手、岡本優選手)

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